大阪テニスファンクラブ 〜草トー・大会の参加者レベルレポート〜

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【全豪オープン2019】錦織圭vsカルロビッチ ビッグサーバーを最後まで崩せず

こんばんは、OTFC管理人です。

昨日の錦織圭選手vsイボ・カルロビッチ選手の試合は、錦織選手にとっては1回戦に続いてのフルセットマッチとなりました。

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6-37-65-75-77-6というスコアも、この試合の壮絶さを物語っていますね。

辛くも勝利は収めたものの、厳しい試合でした。

何がここまで錦織選手を苦しめたのでしょうか。

それには、カルロビッチ選手の戦略がありました。

サービスゲームに徹したカルロビッチ選手

カルロビッチ選手は、試合序盤からリターンゲームを取りに行く姿勢をほとんど見せませんでした。

代わりに、最速230キロを超えるサーブを活かして、

「サービスゲームを全部キープしてタイブレークのワンチャンスを狙う」

という戦略を徹底しました。

セカンドサーブですら200キロ近くになるカルロビッチ選手のサーブを、錦織選手はなかなか崩せません。

錦織選手が試合後に

「バクチみたいな読み合い」

と話していますが、まさにそのとおり。カルロビッチ選手のサーブは飛んでくるコースを予測できないと、なかなか返球できません。

錦織選手はリターンゲームで、サーブのコースを完全に絞って、必死に読み取ろうとしました。

しかし、この試合で81%のファーストサーブ成功率を誇ったカルロビッチ選手のサーブはなかなか崩せません。

最終的には、実に58本ものサービスエースを取られてしまいました。

サーブに徹したカルロビッチ選手を崩せなかったことが、この苦しい試合の要因でした。

サーブアンドボレーを多用した錦織選手

ブレークのチャンスが少ないとなると、錦織選手にとってもサービスキープは絶対です。

前述の通り、カルロビッチ選手はリターンゲームで消極的でした。バックハンドでのリターンはほとんどスライスで返球するだけで、リターンしたあともボールは無理に追いません。

そこで錦織選手は、普段あまり見せないサーブアンドボレーを多用し、サービスゲームをキープしていきます。

錦織選手には、カルロビッチ選手のようなビッグサーブはありませんが、この試合のファーストサーブ成功率はカルロビッチ選手を上回る84%でした。

しかし、3・4セットはカルロビッチ選手にブレークを喫し、セットを奪わる結果となります。

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最終セットは今年から採用された10ポイントタイブレーク

同じ流れで迎えた最終セット。6−6で10ポイント先取のタイブレークとなりました

(今大会では、最終セットで6−6となった場合、従来のように2ゲーム差が開くまでプレーを続ける形式ではなく、10ポイント先取のタイブレークとなっています)

私は試合をしている当時職場で食事中だったので、とりあえずライブスコアのみ確認していたのですが、本当に気が気でない、シーソーゲームのタイブレークでした(興奮してしばらく仕事が手に付きませんでした)

 

勝利の瞬間、錦織選手は両膝をつきました。各ポイントが早かったため、肉体的な疲労はスコアほどないと思いますが、常に敗戦がちらつく中の試合となったため、精神的にタフな試合だったのではないでしょうか。

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錦織選手は調子自体は悪くない

錦織選手本人も語っていますが、この1回線・2回戦と苦戦が続きましたが、調子自体は悪くなさそうです。

1回戦はマイクシャク選手の驚異的なロケットスタートがありました。

この2回戦では、世界一のビッグサーバー、カルロビッチ選手のサーブが好調でした。

いずれも、錦織選手自身がどうこうと言うより、相手が良すぎた試合だったように思います。

錦織選手本人も語っていますが、体力的にはまだ問題ないということなので、次戦のジョアン・ソウザ戦に向けて、フィジカル・メンタル両面で調整して、万全で挑んでほしいと思います。

 

↓こちらは、試合後の錦織選手と試合前の大坂なおみ選手の会話。笑顔が見えますね。「長かったね、ケイ」とか、言われてるんでしょうか。